イスに黙って座っていた場合、積極的な治療をしてくれるタイプの医師と、積極的な治療をしてくれないタイプの医師がいることが分かりましたでしょうか。どのタイプも腕は良いと言うので、何が問題なのか初心者の人には分かりますでしょうか?
腕の良い医師であっても、治療というものには、危険性が伴います。
また、自分の体のような優れた物の代わりになる物はありません。
どのタイプの医師に治療をしてもらうかは患者さんの決めることなのですが…。初心者の人はよく分からないかもしれません。
私の考えでは、初級・中級のうちは、元に戻せない治療は受けないようにして下さい。最初は、検査だけなどにして慎重に進めて下さい。この病気は緊急に治療を必要とするようなことは何一つありません。体操、薬、歯科等、何かする前には納得がゆくまで調べてから、行ってください。
元に戻せない治療と言うのは、上級者の選ぶ治療だと思います。何年も苦しんで、万策尽きて、その果
てに覚悟を決めて、元に戻せない治療と言うのは受けるものだと思います。
また、患者1人あたりの持ち時間が少ないということもあるのかもしれませんが、医師は、危険性の説明はよくしないものです。しかし質問すれば、親切丁寧に説明してくれると思います。でも、疑問すら湧かない初心者の人は、質問もしないことと思います。危険性についての知識は「医師は説明しない。患者が自分で勉強する」と思っているくらいで調度よいと私は思っています。危険性の説明がなかったから、危険性はないのだろうなどと思わないようにしてください。
危険性の勉強の仕方は「インターネットを使ってたくさんの医者の話を聞く」というのが、簡単でよい方法だと思います。また、患者側のホームページもたくさんあります。患者側のホームページの方が、危険性については強く書いてあることもありますので、両方見ることをお勧めします。
勉強してから歯医者へ行きますと、先生の説明がよく理解できます。そういう意味でも、インターネットでの予習をお勧めします。先生は一生懸命やさしい言葉で説明しようとしてくれるのですが、1人あたりの時間が短くて語りきれないとか、専門用語でしか言いようがないとか、そんな場合もあります。人間、理解できないところは、話を聞いていないものです。そうすると、話の最後に選択権をもらっても選択することもできません。そういう時は、無理に選択せず、とりあえず家に帰ってください。家で落ち着いてからゆっくり調べたり、考えたりしてください。
最後に、私のかかりつけ医師はと言いますと。B氏タイプの医師です。「手をつけない、ゆえに急には良くならない」タイプは「長い時間を経ると良くなる」に化ける可能性があるのです。一例をあげますと、予防指導、様子見などがそれに当たると思います。
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