暑い暑い夏でしたが、残暑も厳しいですね。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
8月は2週間ほどを、山梨の「くんぺい童話館」で過ごしました。八ヶ岳の爽やかさといったら、天国、極楽、この世の楽園といった感じです。そこで、絵を描き、庭いじりをし、疲れている人たちをアロマテラピーで癒すという、私にとって理想的な生活を送りました。自然が与えてくれるものって、何から何まで素晴らしい!花も、野菜も、豊かな緑もそうですし、水、空気、エネルギー、山々の眺め……全てが生きる活力になります。疲れた時は、自然に帰る。これ、鉄則。
さて、すっかり英気を養ったところで、今月の近況報告参りましょうか。
11歳のプリンシー手術前
本人(本犬?)も手術は初めてですが、飼い主としても初めてのこと。「麻酔が覚めなかったら、それまでですから、一応覚悟をしておいてください」なんて云われてしまったら、もうオロオロ、夜も眠れない有様でして……。プリンシー本人は、切られる直前まで気が付きませんから、「あれ?」と思った頃には、もう手術が済んで、包帯グルグル巻きの状態だったのでしょう。
犬は人ほど痛みを感じないということです。抗生物質は処方されても、痛み止めなどは出ませんでした。しかも、手術をした直後から、歩くし、わずかながら食事もするし。傷口も数日できれいにふさがってしまうし。もう、びっくり仰天の快復力です。
寿命の短い動物たちは、誕生に始まって、あどけない幼年期、しつけの少年期、結婚や出産を体験する青年期、そして老年期、死別
……と、一生を私たちと共に過ごして、生涯の出来事の全てを、余すところなく見せてくれます。今回の「病気」と「手術」も、そのひとつ。人間ではないけれども、その存在感は家族そのもの。私たちに絶大な信頼と愛を与えてくれます。飼い主といい関係にある動物たちは、本当に慈愛に満ちた表情をしてくれますものね。
プリンシーはこの11年間、私の傍らから離れることなく、苦楽を共にしたパートナー。改めて、そのことを痛感しました。人間の年齢に換算すると還暦を迎える頃ですが、この先も喜寿、米寿を迎えるまで、健やかに生きて欲しいな。当たり前のことですけれどもね。もしあなたに、信頼しあえるペットがいれば、この気持ち分かって貰えますよね?
ペットはいるけれども、そんなに可愛がっていないし、愛情も交わしていないという方があったなら、いますぐペットのところにいって、優しく頭を撫でてあげてください。うっとりと目を細めて、あなたのことを見上げてくれるはずですよ。彼らは、真の癒し手であり、愛と優しさの象徴です。そして、たくさんのことを教えてくれる哲学者でもあります。大切にしてあげてください。
山のくらし
山の暮らし方・楽しみ方、とでもいうのでしょうかね。ガーデニングに始まって、野菜作り、ハーブ作り。それを使った料理や保存食や、草木染めなど、山の楽しみは沢山あります。春は山菜、秋はキノコ。冬は種の準備や土作り、リースつくり、編み物などなど……。女の子の好きそうな事ばかり!とおっしゃるな。男性諸君も、一度やってみると病みつきになる楽しみが沢山ありますよ。星空を眺めるのだって、スキーだって、釣りだって、山の楽しみ方ですものね。
そんなこんなを絵と文でまとめてみようと思っています。ちょっとした絵本を読む様な感覚で、遊びにいらしてくださいね。
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